【8月1日（土）～11月23日（月・祝）】山口蓬春が描く花鳥の美ー自然への愛の深さと、観察の力ー

葉山にある山口邸は、車道から少し山側に入った場所に位置し、その庭には蓬春夫妻が丹精を込めて手を入れた四季折々の草花が咲き誇る。日々庭園に向かい、写生帖と鉛筆を手に取り多くの花々を描き留め、作品の題材とした蓬春。特に紫陽花は蓬春が好んで描いた花の一つ。本展では、蓬春の自然への愛の深さが伝わる日本画や、臨場感溢れる写生と下図、ならびに東京美術学校時代から続く古典模写と蓬春が愛蔵したコレクションを展示し、伝統的な花鳥画を踏まえつつ新しい日本画を創造した蓬春の画業の一端を紹介する。蓬春の描いた夏の花々を愛でて、静かなひとときを。アトリエから見る庭の風景も一見の価値あり。

時間／9時30分～15時30分 ※入館は15時まで
休館日／毎週月曜（8/10、9/21、11/23を除く）、8月11日（火）、9月23日（水）
入館料／一般600円（高校生以下は無料）
　　　　※8月中は、高校生以下のお子さま連れのご家族に100円の割引あり。
問合せ／☎046（875）6094 山口蓬春記念館